2025年秋日記仕事色々
9月11日「qlaria 解散」
今日(既に昨日)はあまりに寂しく残念、でもしょうがない日だった。
今年デジタルリリースしたNew Album「QUINTET」が最高に素晴らしかった qlaria。昨夜の下北沢ライブを持って8年半に渡る活動が終了、解散ということになった。息子がやって来たバンドということで長年応援してきたが、本当に今年観た2回のライブは贔屓目ではなく最高だった。実は4月のワンマンライブ観た後に「これなら自信を持って推薦できる。今後凄いことになるかも」と思って、自分の某仕事関係に紹介とかもしていたのだった。
メンバーの皆さん、本当によくやったと思います。お疲れさまでした。メンバー全員が会社勤めのバンド。こんなに長きに渡って毎週オンラインミーティングやらリハを続け、月数回のライブをやり続けてバンドサウンドを作った。その「音楽への姿勢、パッション」には、プロミュージシャンとして学ぶところも大きかった。自分は果たしてそれほどのパッションを持って音楽をやっているだろうか…、専業プロではない若者がアーティストの心得を教えてくれたのだ。
残念だけど、ここまで続いたことが奇跡だったと思う。
若者たちよ、喪失感も大きいとは想像するけど、こんなことをやり切った君たちを僕は尊敬する。新たな人生を開拓して行ってください。息子のバンドのことは度々投稿しましたが、聴いて頂いた皆さま、どうもありがとうございました
ライブの後は下北沢で泡盛でしみじみでした。
以下は解散にあたって息子が監督制作したqlaria最後渾身のエピローグ、あるいはセルフオマージュと言えましょう。長年応援してきた者にとって非常に感慨深いです。よくやった!
▶ https://youtu.be/d2kpvpHxoFA?si=i_LyawxmGPV3LHjK
9月15日 「Sting 3.0 コンサート観戦」
行ってまいりました。ヤバかった。控えめに言っても最高!生涯いくつかに入る素晴らしいコンサートでした。実は、僕が自分の音楽を始めたとき(VALISの前身、布川俊樹グループを始めた1983年)に最も影響を受けた音楽は、ウェザーリポート、ハービーハンコックのファンク、そしてスティング(ポリス)の3つの音楽だったのです。
今回のコンサートは、ポリスと同じいわゆるギター、ベース、ドラムスという3ピースバンド。3人だけだしアドリブソロパートを増やしてジャズ的に1曲を長くするのかなとも予想してたら、そんなことは全くなく基本全体のアンビエンスっていうかサウンドで聴かせる。これが、3人で全くサウンドが薄くしょぼくならない。ポリスの曲だけでなく、ジャズ的なスティングのソロ作品からの楽曲もホントに素晴らしかった。恐れ入りました。
色々グッと来たな。自分のレコーディング直前に素晴らしい気を頂きました。
10月11日「ベンちゃん墓参り」
昨日は5年前亡くなった竹馬の友ベンちゃんの墓参りを親友アクネくんと。先日VALIS Quattroでレコーディングした Ben's Voyageを捧げました。新宿で天ぷらからの昼呑みBARゴキゲン。
この BAR 実に素晴らしかった。基本はお酒&中国茶。とんでもなく美味しいウーロン茶やらプーアール茶を何種類もチェイサーにして自家製のジン(ボンベイサファイアのジャスミン漬け)のロックを飲みまくった。めちゃマニアックなマスターと色々語ったな。どうやって帰ってきたか覚えてません(爆)。
何にしても、こういう感じを楽しめるのは、爺ならではという気はしますな。
10月14日「Led Zeppelin 映画観た!」
息子と鑑賞。色々凄かった!
映画はツェッペリンが世界のトップロックバンドになるまでの時代の話。凄いのは1枚目のアルバムを作ってたとき、ジミーペイジが24歳、ジョンポールジョーンズは22歳、ロバートプラントとジョンボーナムは二十歳!
ジミーペイジがこのバンドの前にスタジオミュージシャンもしてたことは逸話として知ってたけど、「あのスタイルでスタジオミュージシャン?話盛ってるんじゃないの?」って実は思ってました。なんと、ジョンポールジョーンズと一緒に007ゴールドフィンガーのテーマ曲とかも弾いてる!恐れ入りました。
完全にツェッペリンはペイジのコンセプトによるバンドだけど、1枚めを自費で別荘スタジオみたいなところでレコーディングしてたのは知らなかった。それをアトランティックレコードに売り込んだ。契約条件は一切作品に口を出させない(シングル盤をリリースしないとか)ってことだったらしい。まさにアートとビジネスを両立してた稀有な賢い人だったんだと再認識。ジャズ界だったらパットメセニーみたいな存在だな。
その彼が、若いときに学生のような才人たちを結びつけた奇跡のバンドだったわけです。
10月17日「パーティーでソロ演奏」
今夜は某会社の創立25周年パーティー無伴奏ソロのお仕事。何と社長さんのリクエストで25年前のヒット曲「TSUNAMI 」をジャズアレンジでやることに。結構1人で弾くの大変。ガンバったぞ!
しかし絶景であります。
10月18日、19日「藤野ジャズキャンプ&ミュージックストリート2025」
4回めを迎えた藤野ジャズキャンプは納浩一の尽力もあってより拡大、藤野ジャズキャンプ&ミュージックストリート2025とイベント名が変わりました。今年も納浩一、青柳誠、松山修、そして布川という4人の講師に60人以上の参加者やスタッフ。ビッグイベントになって来ました。
まあ毎年のことですが、初日の強力な呑みもあって布川は2日めは完全にヘロヘロでしたが楽しうございました。最後の打ち上げではこんな一期一会の写真も。改めて納浩一氏の人徳と偉大さには頭が下がります。
スタッフの皆さま、キャンプご参加の皆さま、お疲れさまでした。どうもありがとうございました。
10月29日「浜町 Sessionで福田布川盟友デュオ」
久々のブルーノート系列のお店でライブ。初めてのお店、浜町 Dining Bar Sessionで盟友福田重男とデュオでした。大変いい雰囲気のライブレストランです。
旧友もたくさん来てくれて実に楽しい雰囲気で演奏できました。
ところで6月のパーティー仕事でパツパツで全く入らなくなったスーツ。4kg以上ダイエットでラクショーで着れました。嬉しい!
10月30日「多田誠司くんの音楽人生にエールを」
トップアルトサックスプレイヤー多田誠司氏とはパーマネントなバンド活動はしたことはありませんが、彼が2年下のほぼ同世代ということで定期的ではないですがよく共演してました。2人でデュオツアーをしたこともあります。
彼が最近 FBにショッキングなニュースを投稿しました。12月にステージ4の下咽頭癌の手術をする。声は出せなくなって楽器演奏も不可能になるので、11月末をもってジャズ演奏活動を終了する、という内容でした。
実は僕は2週間前10月中旬に彼と浅草Marsで共演しました。やけにもの静かで酒やめたとも言ってたんですが、そんなことになっていたとは…。
なんとか彼の演奏を脳裏に焼き付けたいと思い、10/30銀座スイングに聴きに行きました。魂こもった素晴らしい演奏に心打たれました。そして、宮之上さんと吉岡さんの愛溢れる演奏も素晴らし過ぎ!
ちょっと話して彼の覚悟が伝わってきました。
いままで素晴らしいサックス演奏をどうもありがとう!
彼の決断と覚悟を尊敬しています。今後人生がどう展開するにしろ、運と幸あることを心から願っています。
これから試練が待ってると思うけど、彼の精神性を持ってすれば、これほどの困難でも人間万事塞翁が馬と言える日が来るだろうと僕は思ってます。
P.S ……
彼とのレコーディングは少ないのですが、約20年ちょっと前に僕の友人(中野飛音…笑)がミュージカルディレクターとアレンジを担当した企画ジャズユニット、MJRのレコーディングで何曲か共演しました。
その中から大変記憶に残ったテイク「キューティーハニー」をアップすることにしました。エンディング近くのギターとサックスの掛け合いの盛り上がりが聴きものですぞ!
キューティーハニー / MJR (テレビジャズベストより) 2003年録音
中野飛音(arr,g)、多田誠司(as)、大高清美(org)、佐藤慎一(b)、岩瀬立飛(ds)
11月2日「おめでとう!オータニさん&由伸!! ドジャース2年連続ワールドシリーズ制覇」
信じられない奇跡の試合というのはあるものだ。
今日は11時から自宅でレッスンだったのだが、昨夜から生徒(彼もドジャース好きだからwin win。最初は野球話で盛り上がった)と相談して「試合終わってから来てください」ということになって、全て観ることができた。
今日感動したポイント
- ホームランを打たれてうなだれるオータニさん !!(あまり観た記憶がない)
- ブルージェイズのバーショ、ゲレーロJrの守備。えー、捕られるの?って感じ。
- まさかの9回あと2人で負けっていうところの若干泳ぎ気味のロハスの信じられないホームラン! ホントにブルージェイズもそのファンもあまりのことだっただろう。もう勝てるってかなり思ってたろうから。そしてその裏の満塁でセカンドごろからのバックホーム!ホントに彼は今年で最後なのか?
- そしてクレメントの大飛球、キケとぶつかりながらパヘススーパーキャッチ!
- そして延長11回ウィルスミーース! 彼もホントに全試合キャッチャーと打撃の活躍素晴らしかったです
- もちろん最強最高 投球神 山本由伸 !!
- 野球神 オータニさんインタビュー
「山本が世界一のピッチャー!」
- 投球神
山本由伸の相変わらず超謙虚なインタビュー
「気づいたらマウンドにいました」「最後に何投げたか思い出せない」
我が人生で最も尊敬する野球神オータニさん!! 、いまの時代に稲尾か権藤かっていうとんでもない偉業の投球神 山本由伸さん、ドジャースの選手、スタッフの皆さん、おめでとうございます。
そして、ブルージェイズ、最高のチームでした。その素晴らしさを讃えます。この勝敗は天の思し召し。どちらが勝っても全くおかしくなかった。
約8ヶ月間、最高のものを見せて頂きました。どうもありがとうございました。夜は開店したばかりの地元焼き鳥屋さんでささやかな祝宴。
またLA行きたくなって来たな。
11月4日「東京中央線と5年ぶりの再会」
今宵は吉祥寺マンダラ2ライブ観戦。5年前コロナショック直前に台北で共演したバンド、東京中央線(大竹研g、早川徹p&b、福島紀明ds)とキナコさんという初めて観るヴォーカリストのコラボレーションライブでした。
一言では言い表せないノンジャンル的な面白い音楽でした。何とも独特なムードのいい曲多いし、バンドで完全に作りあげたサウンドならではでしたね。キナコさんのステージングも素晴らしかった。
そして25年以上前、前世紀の愛弟子大竹研くん。当時は学習院大学生でプロはだしの素晴らしいギタリストだったからDuoRama発売記念ツアーにサポートギタリストとして頼んだ。
その後ずっと会ってなくて台湾で大活躍してることを知って再会して5年前の台湾共演に繋がったのでした。
今日は完全にリスナーだったけど、素晴らしいギタリストになっていて痺れたなあ。とにかく音がいい。パッションが素晴らしい。音楽性も独自。いい刺激になった嬉しい再会でした。時間もなくて打ち上げできなかったことが残念‥。
11月7日「OJP TRIO Live at Virtuoso 赤坂」
昨日のOJP Plays SJPスタンダード中心企画、さすがの2人で楽しゅうございました。ご来場の皆さま、どうもありがとうございました。
以下がセットリストです。
1st
- Moon River
- Mona Lisa
- Autumn Leaves
- You’re The Sunshine Of My Life
- Mission Complete(布川曲)
2nd
- On A Clear Day
- Lay Lady Lay …ジャックディジョネット追悼曲。アルバム「ハドソンプロジェクト」からボブディランのカバー)
- Departure(布川曲) …次々と亡くなるレジェンドミュージシャン達に捧げて
- おいしい水
Encore
- Great Swing 17(布川曲) …アンコール特別ヴァージョン(ドジャースワールドシリーズ優勝を祝って)
11月22日「竹馬の友多摩丘陵ハイキング」
快晴の小春日和の連休初日は、2016年から続いている竹馬の親友アクネくん主催ツアコン「多摩丘陵ハイキング」初の秋紅葉の会でございました。朝9時に多摩センター駅集合して13km2万歩くらい歩いてからの、町田ランチは老舗桜肉屋、お馴染みのBAR。最近は10数人の大規模なハイキングが続いてたけど、今回はコアメンツ5人。アクちゃん、デコン、タヌキ、みーしゃんにワタクシです。全員中学時代洋楽にめちゃハマった連中でいまは皆神奈川県小田急線界隈在住。
ハイキングの最初は熊の話題でしたが、呑みが入ってからはほとんど中学時代にハマった音楽談義でしたね。ツェッペリンの映画話からのニールヤングにミッシェルポルナレフ、なぜかレターメンにバッドフィンガー、ブラッドスェットアンドティアーズ、シカゴにチェイス。
あまりに盛り上がって途中でディスクユニオンで「ギミーシェルター」DVDをゲット!
竹馬の友会、最高です! ギミーシェルターこれから観よう!